マカの成分

マカの成分

近年、マカに関する様々な研究や実験が進むにつれて、マカに秘められた有効成分がだんだんと解明されてきています。マカの豊富な成分数に加え、その豊富な成分それぞれの効果が人の身体に作用し合い、滋養強壮、疲労回復、不妊治療、更年期障害の改善などの様々な効果・効能をもたらしてくれるのです。

マカは古くから補助栄養剤として用いられてきた”薬用植物”であり、豊富な一次代謝産物と二次代謝産物を含んでいます。

一次代謝産物とは、生命活動に必要不可欠な物質を生成する代謝物質のことで、マカはそのうち、炭水化物、タンパク質、繊維、脂質、アミノ酸、ミネラル、脂肪酸、ビタミンB群などの成分を含んでいます。

二次代謝産物とは、生命活動に必ずしも必要とはいえない物質を生成する代謝物質のことで、役割が不明な物質もありますが、健康のために必要な物質も含まれており、マカはそのうち、グルコシノレート類、アルカロイド類、ステロイド、不飽和脂肪酸などの成分を含んでいます。

一般的なマカの成分と成分量は以下のようになります。(出典:マカ(Lepidium meyenii WALP)の成分分析法について

栄養成分
水分 4900mg
タンパク質 10800mg
脂肪 4600mg
灰分 4100mg
炭水化物 53500mg
粗繊維 22100mg
エネルギー 343kcal
ミネラル
カルシウム 276mg
リン 330mg
マグネシウム 73.7mg
カリウム 1.43mg
マンガン 2.11mg
5.72mg
0.25mg
亜鉛 2.92mg
ナトリウム 33.3mg
ビタミン
レチノール 0.002mg
ビタミンB1 0.24mg
ビタミンB2 0.3mg
ビタミンB6 0.47mg
ビタミンB12 0.06μg
ビタミンE 0.3mg
アミノ酸
アルギニン 560mg
リジン 260mg
ヒスチジン 150mg
フェニルアラニン 280mg
チロシン 180mg
ロイシン 420mg
イソロイシン 280mg
メチオニン 110mg
アラニン 350mg
バリン 390mg
グリシン 330mg
プロリン 2340mg
グルタミン酸 690mg
セリン 300mg
スレオニン 310mg
アスパラギン酸 610mg
トリプトファン 90mg
シスチン 110mg

※マカ100gあたりの含有量です。

アミノ酸は、生命活動の源となるタンパク質をつくるのに重要な役割を持ち、9種類の必須アミノ酸と11種類の非必須アミノ酸、計20種類のアミノ酸が人体のタンパク質を構成しています。

ミネラルは身体の組織を構成し、体調を整える役割を持ちます。必要な量は少ないですが体内で合成することができず、食べ物から摂取しなければなりません。

厚生労働省が摂取基準を定めているミネラルは13種類あり、マカはその内8種類のミネラルを含んでいます。どのミネラルが不足しても健康に影響を与えてしまうので、健康維持には欠かせない成分です。

とくに不足しがちなミネラルは、カルシウム、鉄、亜鉛です。マカにはカルシウム、鉄、亜鉛が含まれているので、マカを摂取することでしっかりと体調を整えてくれるでしょう。

ちなみにカルシウムは身近なものとして牛乳から摂取することができますが、マカ100gあたりに含まれるカルシウムが276mgなのに対して、牛乳100gあたりには110mgしか含まれておらず、約2.5倍もの違いがあるのです。

ビタミンはミネラルと似た性質を持ち、ミネラルと同様に必要な量は少ないですが、体内で合成することができず、食べ物から摂取しなければなりません。ミネラルとの違いは、ミネラルは元素であるのに対して、ビタミンは有機化合物であるということです。マカにはとくにビタミンB群が豊富で、疲労回復に大きな効果があります。

そしてマカに最も多く含まれている有効成分は”プロリン”です。プロリンはタンパク質を構成する非必須アミノ酸の一種で、コラーゲンの構成成分のひとつです。特に美容効果やダイエット、関節痛の緩和に効果があると言われています。大豆100gあたりにプロリンが520mg含まれているのに対して、マカにはその4.5倍の2340mgものプロリンが含まれているのです。

マカには豊富な成分が含まれている分、ひとつひとつの成分量が少ないのではないかと思われるかもしれませんが、決してそんなことはなく、身近な食品よりも遥かに豊富な量の成分もあるのです。

この豊富な成分数と成分量により、滋養強壮、体力増進、疲労回復など様々な効果をもたらしてくれるのです。マカに含まれるアミノ酸・ミネラル・ビタミンとその役割は以下の通りです。

体内では合成することができず、栄養分として補給が必要なアミノ酸のことです。
バリン タンパク質の合成、肝機能を強化、血液中の窒素のバランスを調節
ロイシン タンパク質の合成、肝機能を強化、筋肉を維持・強化
イソロイシン ヘモグロビンの形成、成長促進、疲労回復、神経機能を補助、血管の拡張、肝機能・筋肉を強化
リジン 肝機能を強化、免疫力の向上、脳卒中を予防、ホルモン・酵素を生成、カルシウムの吸収を促進
メチオニン 血液中のコレステロール値を下げる、活性酸素を取り除く、肝機能を改善、抑うつ効果
スレオニン 肝臓に脂肪が蓄積して脂肪肝になるのを防ぐ、成長促進、新陳代謝を促進
ヒスチジン 神経機能を補助、成長促進、慢性関節炎を緩和、ストレスを軽減
トリプトファン 精神安定、安眠効果、セロトニン生成を補助、コレステロール・血圧を調節
フェニルアラニン 精神安定、鎮痛効果、食欲抑制効果
体内で合成できますが、合成される量が不十分なこともあり身体にとって重要な働きをしているものも多いので、摂取しておきたいアミノ酸です。
アスパラギン エネルギーの生産を補助、体力の向上
アスパラギン酸 疲労回復、利尿作用、老廃物を処理、肝機能を促進
アラニン 肝機能を補助、免疫力の向上
アルギニン 余分なアンモニアを除去、血管機能を正常化、免疫力の向上、性機能を改善、食欲を抑制
システイン 活性酸素を排除、自然治癒を促進
グリシン 血液中のコレステロール値を下げる、美肌効果、快眠効果
グルタミン 腸からの病原菌の侵入を防ぐ、疲労回復、筋肉を強化、免疫力の向上
グルタミン酸 疲労回復、アルコール依存症を抑制、EDの改善
セリン 保湿効果、脳細胞を活性化、記憶力の向上
チロシン ストレスを軽減、記憶力の向上、脳機能の活動を促進
プロリン 脂肪を燃焼、コラーゲンの合成を促進
体組織の構成にとって欠かせない元素。身体の調子を整える働きがあります。必要な量は少ないが体内で合成できず、食べ物から摂取しなければいけません。
カルシウム 骨粗しょう症・骨軟化症の予防、不眠症の緩和、細胞代謝の活性化、ホルモン分泌の調整、免疫力の強化
リン 歯・骨の強度を保つ、神経・筋肉の機能を正常化
脳や身体に酸素を運ぶ、全身の機能向上、疲労の軽減、病気に対する抵抗力を増進、成長促進
亜鉛 生殖機能の維持・向上、成長促進、味覚・嗅覚機能の向上、免疫力の向上
ナトリウム 他のミネラルの吸収を促進、神経機能を正常化、筋肉・細胞機能を維持
カリウム 体内の老廃物の除去、高血圧の予防・改善、筋肉の機能を正常化
マンガン 生殖機能・中枢神経機能の維持、疲労回復、記憶力を補助、イライラを緩和
鉄の吸収力を向上、活性酸素を除去、体力の低下・貧血・むくみを予防
元素から成る有機化合物。身体の調子を整える働きがあります。必要な量は少ないが体内で合成できず、食べ物から摂取しなければいけません。
ビタミンB1 筋肉・神経機能を維持、糖分の代謝を補助
ビタミンB2 脂質の代謝を補助、肌荒れ・口内炎・動脈硬化・生活習慣病を予防、目の疲れを改善
ビタミンB6 たんぱく質の代謝・脳内神経伝達物質の合成を補助、皮膚・粘膜の健康維持、生理痛の改善
ビタミンB12 貧血の予防、精神安定作用、神経機能の正常化
ビタミンC 皮膚・粘膜の健康維持、抗酸化作用、動脈硬化・心疾患の予防、ストレス軽減
ビタミンE 抗酸化作用、動脈硬化・生活習慣病の予防
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